京都大学学際融合教育研究推進センターは、2018年9月13日(木)、京都大学吉田キャンパスのシンポジウムホールにて「全分野結集型シンポジウム」を開催する。タイトルは「学会って意味なくない?」で、『学会』の存在意義を問おうというのが目的。時間は13時から16時まで、共催は国際高等研究所とサントリー文化財団。今年の2月に行われ好評だった「『学問の世界』真理探究とは何か?」に継ぐ第2弾で、現在参加者を募集している。

 研究者の交流、情報交換や研鑽の場である『学会』だが、近年は参加しなくても情報や人脈が得られることや、ピアレビュー制度の限界なども問題視され、会員数減少に悩むところも少なくない。そこで「学会では本当に実のある議論ができているのか?」「単なる院生のデビュー戦会場のようになってないか?」「研究者同士のつながり促進なら学会ではなくてもいいのでは?」など、学会の形式についての疑問やその存在意義、そしてそれを通じての学術のあり方について討論する。
登壇するのは、文学系、法学系、経済学系、教育学系、社会学系、理学系、工学系、農学系、医学系、薬学系、生命科学系の11分野の研究者ら。

 従来のパネラーだけのディスカッションだけではなく、ツイッターのような気軽さで会場と対話する形式で行われるのも特長のひとつ。参加費は無料。参加条件はインターネットに繋がるスマホ、またはノートパソコン持参可能な方。参加希望者は京都大学学際融合教育研究推進センターの特設サイトから申し込む。当日の様子はライブでも配信され、ライブ配信費用のクラウドファンディングも実施中。

特設サイト:【京都大学】第二回 全分野結集型シンポジウム:「学会」を問う
クラウドファンディング:【academist】「学会」は本当に必要か?全分野の研究者と考えたい!

大学ジャーナルオンライン編集部

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