「真理探究とは何か」(2018年2月)、「学会って意味なくない?」(2018年9月)など、刺激的なテーマで多くの参加者を集めた全分野結集型シンポジウムの第三弾「学問の評価とは?」が2020年3月4日に開催される。主催は京都大学学際融合教育研究推進センター。

 熟慮なき序列付けや予算配分の管理の手段としての「相対評価」が学術界に次々と持ち込まれて久しい。しかし「それらを問題視し、不満を持つ我々研究者自身は、相対評価を跳ね返すだけの絶対評価、つまり学問の価値を明確に保持し、研鑽しあっているだろうか」と、学際融合教育研究推進センターの担当者は話す。

 「大学についてのシンポジウムといえば、誰かやどこかの組織を悪者にした要求論ばかり。大事だとは思うけど、それだけで大学(学問)が本当によくなると思えない」「もちろん評価は大事。でも、管理や順位付けの相対評価ばかり。絶対評価、すなわち学問そのものの価値ついての議論はどこにも見当たらない。これでいいのかな」「各分野が分野を超えて議論するのは、あまりに当たり前の大学(そして学問)の営み。単なるワイガヤじゃなく、マジで議論する場が少ないっていう現状がおかしい」「すべては仮説。では何の仮説?いったいどこで分野の壁が溶けて一つになるのだろう?今を生きる研究者の感覚からも探りたい!」。
今回のシンポジウム「学問の評価とは?」では、こんな問いをもとに様々な分野から約50名の研究者が参加し、討論を行う。パネル登壇者のほか、各分野から2、3名ずつZOOMにて遠隔参加する。また、空席のある研究分野の研究者のZOOM参加も募集している。

 日時は2020年3月4日(水)13~18時、会場はImpact HUB Kyoto(京都市、堀川中立売近く)。会場での視聴は先着30名まで受け付ける。Webライブ中継の視聴も申し込み制で受け付ける。

 また、今回のシンポジウムの動画制作にあたり、クラウドファンディングも実施中。支援額に応じて、前回の全分野結集型シンポジウム「学会って、意味なくない?」の議事録送付や、「30分de学問論」の講義配信、企業向け特別講演「流れる時代と流れない思考―学問の観点から―」開催レポート送付等のリターンを用意している。

詳細・申込:【京都大学学際融合教育研究推進センター】第三弾 全分野結集型シンポジウム 学問の評価とは?

クラウドファンディング:【academist】全分野の研究者と「学問の評価」を議論する研究会を開催したい!

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京都大学

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