12学科22コースからなる国内最大規模の総合芸術大学である京都芸術大学は、2023年度入試における通学部の志願者数が、8,873名(前年対比+829名、110.3%増)となった。高まる受験ニーズに応えるため、2024年度より定員を975名から1,035名へと拡大し、新たな学びの場として「ゲームクリエイションコース」と「映像クリエイションコース」を情報デザイン学科に設置する。
志願者増加の背景には、私立大学における芸術系統の志願者の増加が挙げられる。『週刊東洋経済』が発表した「2023年度入試 学部系統別志願者状況」において、芸術系統の志願者数は13.4%増加するなど、先行き不透明なVUCA時代の到来により、新たな価値創造や問題解決能力の向上に期待する受験生が全体的に増加傾向にあることがわかる(東洋経済新報社『週刊東洋経済臨時増刊 本当に強い大学2023』2023年5月31日発行より)。
このような社会状況を受け、京都芸術大学で近年志願者が増加している「美術工芸学科」「プロダクトデザイン学科」「環境デザイン学科」「映画学科」「舞台芸術学科」「文芸表現学科」の分野で、2024年度より定員を拡大し、総定員を975名から1,035名とする。
また、世界からも注目を集める日本のゲームや映像などのデジタルコンテンツ領域への受験ニーズは、日本だけではなく世界でも急速に拡大している。こうした多様な受験ニーズへの高まりに応えるため、新たに「ゲームクリエイションコース」と「映像クリエイションコース」を情報デザイン学科に設置する。「ゲームクリエイションコース」では、ゲームに必要なストーリー、ビジュアル、音楽、基本的な仕組みや技術などを立体的に思考し、ゲーム全般のデザインやゲームアートを学ぶ。身近なのに究極のエンターテイメント「ゲーム」をデザインできる柔軟で特異な発想・思考能力を持つ人材を養成する。「映像クリエイションコース」では、3DCG、モーショングラフィックス、アニメーション、SNS、動画配信、そして音など、「動き」にまつわる幅広い技術と教養を持った人材を養成する。
参考:【京都芸術大学】京都芸術大学の志願者数が二年連続で過去最高を更新し8,873名に!2024年度より定員を拡大し、新たに「ゲームクリエイションコース」「映像クリエイションコース」を設置します。