株式会社レスポンは、アプリと連動したリアルタイムアンケート・出席管理システム「教育機関向け respon(レスポン)」に、授業を休んでいる学生を職員が早期に検知し、職員にプッシュ通知をする「ドロップアウト事前検知機能」を追加する。

 レスポン社が提供している 「教育機関向け respon」 は、専用のスマートフォンアプリと連動したリアルタイムアンケート・出席管理システム。2015年にサービスを開始した。すでに60校を超える大学・教育機関で導入・運用されている。

 「respon」は、授業中の活用に重点を置いたサービスで、 学生は教員が作成した出席確認やアンケートなどの「カード」を授業中に自分のスマホから提出。 その提出情報はリアルタイムに教員のパソコン画面に表示される。教員は「respon」のカードを使って出席確認はもちろん、理解度確認やリフレクション(振り返り)、さらに小テストやレポートなども実施可能。 直観的なインターフェースとわかりやすいグラフィック表示で利用頻度が非常に高く、1回の授業で5回~十数回利用する教員もいる。 また、対面式授業のみならず、オンラインやハイブリッド形式など、授業のスタイルを問わずに活用されていることも大きな特長といえる。さらに、「respon」にはシステムを運用する職員の業務にも配慮した機能が搭載されており、例えば保護者からの問い合わせに対してすぐに対応できるよう、学生を検索して出席状況やカード提出状況を確認できるほか、「留学生」「奨学金受給者」などのフラグを作成して、フラグを付けた学生だけの出席情報を一括して出力する機能もある。

 今回追加する「ドロップアウト事前検知機能」は、全ての学生の情報を毎日チェックし、休んでいる可能性のある授業の数をカウント。 そして、職員が設定した「休んでいる授業の数(閾値)」に達している学生については、情報をまとめたExcelファイルを生成すると同時に、そのサマリーを職員にメール送信する。ドロップアウトの可能性を未然に回避するには、早期に学生の欠席兆候を発見すること、そしてその後の職員によるケアが不可欠であり、プッシュ通知のメールをチェックすることで、職員はドロップアウトの兆候の見逃しを防ぐことが期待できる。「ドロップアウト事前検知機能」は2023年6月下旬にリリースする(予定)。

参考:【株式会社レスポン】教育機関向けrespon(レスポン)に、学生のドロップアウトを未然に防ぐ検知機能を追加

大学ジャーナルオンライン編集部

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