多摩美術大学は、世田谷区の上野毛キャンパスにて、2023年9月より野田秀樹名誉教授による5日間の演劇特別ワークショップ「多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科 オープンクラス2023 野田秀樹特別ワークショップ」を開講する。

 このワークショップは、野田名誉教授が教授として在籍した2008年から2022年に正規授業として開講してきたもので、今回門戸を広げ実施することになった。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科の学部生、大学院生だけでなく、舞台経験のある一般市民の受講も受け入れる。受講生はプログラムを通じて自身や仲間と向き合って研鑽を積み、演劇表現の新たな可能性を探る。

 ワークショップは同じ内容を2日程(Aクラス・Bクラス)で実施し、受講料は44,000円(消費税込)。各クラス定員は25名程度で、選択するクラスに全日程参加できることが必須条件となる。8月14日(月)までに申し込み、書類選考を経て参加可否を8月27日(日)までに連絡する。詳しい内容は特設サイトで確認のこと。

 演劇舞踊デザイン学科は「演劇」「舞踊」「劇作」「演出」「舞台美術」などを横断的、かつ専門的に学び、創造性や思索を深化させ、上演芸術を担う多様なキャリアにつながる学びを展開している。AIをはじめとしたテクノロジーが飛躍的に発達し、人間同士のつながりやコミュニケーションの重要性が再認識されている今日、時間と体感の共有から生み出される演劇表現を通して、現代社会に向けたこれまでにない価値創成のあり方を提案することも演劇舞踊デザイン学科の使命のひとつとしている。

 多摩美術大学では今後も、修学環境と生涯教育の機会提供を行い演劇表現を試行錯誤する現場として、演劇特別ワークショップを継続的に実施する予定。

参考:【多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科】多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科 オープンクラス2023 野田秀樹特別ワークショップ

多摩美術大学

社会に新たな価値を生み出すクリエイターの育成

多摩美術大学は、多様化し複雑化する現代社会のなかで、芸術に立脚し、能動的に未来を切り拓いていくことのできる「社会に新たな価値を生み出すクリエイター」を育成。芸術を、技術と理論の双方から段階を追って専門的に深め、さまざまな分野を横断的に総合していく創造的な教育課[…]

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