2023年9月1日、一般財団法人日本語教育振興協会は、全国の日本語学校教職員が大学および専門学校の中から留学生に勧めたい進学先を選ぶ「2023年日本留学AWARDS」の各部門の大賞校を発表した。
日本留学AWARDSは、一般財団法人日本語教育振興協会日本語学校教育研究大会による「全国の日本語学校の教職員が外国人留学生に勧めたい進学先」として支持を集めた大学や専門学校に対し与えられるもの。コロナ禍による入国規制のため2022年の投票は休止となったが、今年再開された。
2023年は全国の日本語学校110校から326票が集まり、延べ50校が上位入賞。さらに部門毎に東西地域選出のトップ校10校が各部門の大賞校として選出、表彰された。
投票の結果、各部門の大賞校には「国公立大学部門」に筑波大学と大阪教育大学、「私立大学理工系部門」で東京理科大学と福井工業大学、「私立大学文科系部門」は拓殖大学と流通科学大学が選ばれた。専門学校の大賞は、「社会・文化系部門」に文化服装学院と専門学校エール学園、「技能・技術系部門」日本電子専門学校と修成建設専門学校が受賞している。
流通科学大学は3年連続で大賞を受賞。外国人留学生向けの入試制度が整っている点や入学後のサポートなどがしっかりしていること、日本語学校との連携が密である点などが評価された。拓殖大学も3年連続の大賞受賞となり、学面での留学生サポート、日本語学校との連携、留学生に配慮した多彩な入試制度などが評価された。