京都市に事務局を置く全国的な産学連携コンソーシアムのC-ENGINEは、2023年10月4日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州の産学連携組織・Mitacsと日本、カナダ間の大学院生や博士研究員を対象とする国際インターンシップ推進で基本合意書を結んだ。

 C-ENGINEによると、基本合意書の締結式は東京都港区の駐日カナダ大使館で開かれ、C-ENGINE とMitacs の双方が研究インターンシップの現状について説明したあと、C-ENGINE会長の國府寛司京都大学副学長、Mitacsのジョン・ヘップバーンCEOが基本合意書に署名した。

 このあと、経済産業省の川上悟史大学連携推進室長が「5月の太田房江前経済産業副大臣とデビッド・イービーブリティッシュコロンビア州首相との会談で両政府がC-ENGINEとMitacsの情報交換を後押しすることを確認した」と報告、交流の推進に期待を寄せた。

 C-ENGINEは2014年の設立。現在、京都大学、東京大学、大阪大学など18大学と住友電工、島津製作所、リコーなど31の民間企業が会員となり、大学院生を対象とした研究インターンシップの実施、その効果的、効率的な実施に向けた環境整備を進めている。

 Mitacsは政府系の非営利団体で、カナダ国内外の大学、研究機関と産業界をインターンシップや研究パートナーシップでつなぐことにより、それら組織の課題解決を目指している。

参考:【PR TIMES】大学院生・博士研究員を対象とした国際インターンシップの実施に向けた制度整備の基本合意が成立(C-ENGINE/日本・Mitacs/カナダ)

大学ジャーナルオンライン編集部

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