金沢大学は石川県金沢市角間町の角間キャンパストイレ改修でクラウドファンディングによる資金獲得を始めた。目標金額は300万円で、2日午前8時現在で157人の寄付者から約168万円が集まっている。

 金沢大学によると、実施しているクラウドファンディングは目標額の300万円に寄付が到達すれば成立する仕組み。期間は12月21日午後11時まで。金沢大学はクラウドファンディングが成立すれば、全額を角間キャンパスのトイレ改修費用に充てる。

 キャンパスは金沢市丸の内の金沢城内から角間町へ移転して34年が過ぎ、トイレの老朽化が進む一方、和式トイレが全体の半数を占めている。これまで大学の自己資金で順次改修してきたが、建物が13棟もあり、すべてのトイレを一度に改修するだけの予算がないことから、クラウドファンディングで23日から資金獲得を始めた。

 金沢大学は「1人でも多くの学生に快適なトイレを使用してほしい」として広く寄付を呼び掛けている。

参考:【金沢大学】学生に明るく,清潔で,機能的なトイレを一箇所でも多く!角間キャンパス北地区のトイレ環境改善にご支援を!300万円を目標にクラウドファンディングに挑戦(PDF)

金沢大学

幅広い分野の専門知識を柔軟に自在に学ぶ。グローバル社会をリードする人材を育成

150年以上にわたる歴史と伝統を誇る金沢大学は、「地域と世界に開かれた教育重視の研究大学」を基本理念に掲げ、専門知識と課題探求能力、国際感覚と倫理観を有する人間性豊かな人材を育成することにより、「グローバルに生きる金沢大学」「東アジアの知の拠点」を目指していま[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。