山口大学大学院医療系研究科保健学専攻は再生医療の推進に欠かせない臨床培養士の養成機関に全国で初めて、日本再生医療学会から認定された。博士前期課程の臨床培養士養成コースで1年次の単位を取得すると、再生医療についての臨床研究経験があるとみなされ、2019年度から臨床培養コースの申請条件が一部、免除される。

 山口大学によると、保健学専攻には2015年、全国初の臨床培養士養成コースが設けられ、臨床検査技師の国家資格取得者らを対象に再生医療、細胞療法を担うより高度な医療専門技術職である臨床培養士を養成してきた。2017年の1期修了生を皮切りに、既に11人を医療関連企業などに送り出している。

 臨床培養コースの教育カリキュラムは山口大学大学院医療系研究科と医学部付属病院、神戸医療産業都市推進機構細胞療法研究開発センターが連携して開発したもので、教育カリキュラムの内容や過去の実績が評価された。

 臨床培養士は再生医療に必要な培養細胞の調製や品質管理に当たる医療専門技術職で、それまで医師の指導の下で院内の検査技師らが進めていた作業を受け持つ。iPS細胞などを使った再生医療は高品質の培養細胞製剤をつくる専門技術者が欠かせないが、臨床培養士はまだ全国で245人しか認定されておらず、需要に対応できない状態が続いている。

参考:【山口大学】全国で初めて山口大学が「臨床培養士制度」の申請条件を満たす教育機関に認定

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大学ジャーナルオンライン編集部

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