2023年12月12日、大阪教育大学と公益財団法人海外子女教育振興財団(JOES)は包括連携協定を締結した。

 教員養成大学として長い伝統と実力を持つ大阪教育大学は、教員養成フラッグシップ大学※の取組みの一環として、在外教育施設(日本人学校 児童・生徒約1万7千人)を拠点とした「令和の日本型学校教育」の海外展開を含む教員養成のグローバル化を構想している。一方、JOESは半世紀にわたり海外子女教育・帰国子女教育の振興に取り組んできた。内外の環境変化により岐路に立つ在外教育施設については、その魅力度の増進等のためのプロジェクトを開始し、現在は文部科学省委託事業「在外教育施設重点支援プラン」を展開している。

 両者が連携を図ることにより、在外教育施設の機能強化に貢献する取組を推進し、海外で学ぶ日本人児童生徒等の教育機会のさらなる充実、国際社会で活躍する人材の育成及び各種教育課題の解決を目指す。具体的には、在外教育施設の機能強化、在外教育施設及び大阪教育大学の教育環境の充実、大阪教育大学の学生の在外教育施設に関する理解増進などに取り組む。

※教員養成フラッグシップ大学…令和の日本型学校教育を担う教師の育成を先導し、教員養成の在り方自体を変革していくためのけん引役としての役割を果たす大学のこと。

参考:【大阪教育大学】国立大学法人大阪教育大学と公益財団法人海外子女教育振興財団との包括連携協定を締結

大阪教育大学

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