リクルートワークス研究所は、民間企業における2025年卒の新卒者を対象とした採用見通しに関する調査を行い、その調査結果を公表した。調査対象は従業員規模5人以上の全国の民間企業7,750社で有効回答数は4,306社(回収率55.6%)。

 2025年卒者の新卒採用見通し(大学生・大学院生)については、新卒採用数が「増える」企業の割合は15.6%、「減る」は4.8%だった。「増える」は2024年卒の15.5%から横ばいだが「減る」が2024年卒の3.6%から+1.2%ポイントとなった。「増える-減る」のポイントは+10.8%ポイントで、2024年卒の+11.9%ポイントから減少したものの依然として「増える」の割合が「減る」の割合を大きく上回っており、採用意欲は引き続き高い傾向にある。

 2023年10月1日時点の2024年卒の新卒採用の充足率(=2023年10月1日時点の内定数÷2023年4月時点の採用予定数)は74.7%となり、2022年に引き続き、2014年卒以来でもっとも低い水準となった。高い採用意欲に対し、実際の採用は計画通りに進んでいない状況と考えられる。

 汎用的能力・専門活用型インターンシップ(タイプ3)の開始に伴い実施状況と目的を尋ねたところ、「実施済・実施予定」が27.6%だった。従業員規模が大きいほど「実施済・実施予定」の割合が高く、5000人以上企業では53.5%となった。実施目的は「学生の企業・仕事理解の促進」が65.8%と最も高い。特に大手企業ほど高く、「専門人材への早期アプローチ」の選択率は中小企業の方が高かった。

参考:【株式会社リクルート】ワークス採用見通し調査(新卒:2025年卒)新卒採用の充足率は75%を割る。引き続き高い採用意欲―大手企業の半数程度でインターンシップ(タイプ3)実施見込み―(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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