千葉商科大学およびCUCエネルギー株式会社※、株式会社UPDATERは、2023年12月11日に「オフサイトコーポレートPPA」を締結した。法人が再生可能エネルギーを発電事業者から長期にわたって固定価格で購入する契約で、この契約に基づき、千葉商科大学は、キャンパスで発電された電力を2024年4月1日より20年間固定価格で購入する。
千葉商科大学では2023年度までに「自然エネルギー100%大学」の取り組みを進めており、大学で使用するエネルギーの使用量と同量の発電量を、大学所有のメガソーラー発電所や市川キャンパスの屋上太陽光発電設備などで賄っている。
そのため、さらなる再生可能エネルギーの導入拡大を目的に千葉市緑区に営農型太陽光発電設備「千葉商科大学大木戸ソーラー発電所」を建設し、学外における農地を活用した営農型太陽光発電設備の導入を行う。発電所は2月に着工し、3月末に建設完成予定。発電した電力はCUCエネルギー株式会社が小売電気事業者の株式会社UPDATERに「オフサイトコーポレートPPA」契約で販売し、千葉商科大学が固定価格で購入する流れとなる。
さらに、大木戸ソーラー発電所では、太陽光パネル下部でサツマイモなどの農作物を栽培。学生と地域住民の交流する場としても利用する。地域活性化に貢献するイベントなども実施し、地域共生型の事業とする。市川キャンパスでも営農型太陽光発電のもとブドウ栽培を行い、国産ワインを生産しており、大木戸ソーラー発電所での農地活用は2例目。
千葉商科大学は今後も地域分散型の自然エネルギーを広め、持続可能社会への転換に取り組んでいく。
※CUCエネルギー株式会社は、千葉商科大学が主体となり地域の創エネ・省エネ推進を目的に2016 年5月に設立されたコンサルティング会社。
参考:【千葉商科大学】オフサイトコーポレートPPAによる地域共生型の再エネ導入 自然エネルギー100%大学のさらなる進化(PDF)