女子栄養大学は、2025年4月から保健栄養学科「栄養科学専攻」の名称を「栄養イノベーション専攻」へ変更する(名称変更構想中)。栄養学部の単科大学として高度な専門的知識と実践力を身に付けた人材を育成するため、学科・専攻の教育のねらいを明確に表すことが目的。なお、2024年度以前に入学した学生は、入学時の名称を使用する。

 AIやインターネットの進化によって、生活や社会が大きく変化し、食や健康を取り巻く分野でも栄養や運動のバランスをチェックするアプリ、食材や料理を手軽に買えるオンラインサービス、食物アレルギー対応商品やメニュー開発・情報発信など次々と新しい価値が生み出されている。

 一方で、この分野の社会課題は複雑化し、解決に役立つ専門知識・スキルを持った人材が必要とされている。「栄養イノベーション専攻」では、栄養士としての知識や技術に加え、膨大なデータを解析し、科学的に答えを導き出す方法などを学び、「栄養士+αの強み」を身につけるため、「フード・ウェルネス領域」「栄養データサイエンス領域」「臨床検査学領域」の3つの領域を設ける。

 「フード・ウェルネス領域」では、食べ物の生産・加工・流通・消費までを総合的に理解し、人々の生き生きとした暮らし(ウェルネス)のために、食品、美容、製薬など様々なフード・ウェルネスビジネスで新たな価値やモノを創出できる人材を養成する。

 「栄養データサイエンス領域」では、栄養素・食品・食事の多様かつ大量のデータを分析・活用する力を修得し、ビジネス、行政、さらに大学等の研究機関で、AIやICTを活用した新たなアイデアやサービスを創出できる人材を養成する。

 「臨床検査学領域」では、生体の検査データへの食事の影響を理解し、適切な検査技術と判断力を身につけ、病気の予防、早期発見、治療に貢献できる人材として医療現場で活躍する臨床検査技師を養成する。

 フード・ウェルネス領域と栄養データサイエンス領域では、領域の学びに加え家庭科教諭1種免許状の取得も可能。また、家庭科教育でのデータサイエンスの活用、フードシステムやフードセキュリティなどの社会課題の解決に強い家庭科教諭を養成する。

参考:【女子栄養大学 受験生応援サイト】2025年度からの保健栄養学科栄養科学専攻の名称変更(予定)のお知らせ

女子栄養大学

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。