日本工業大学の情報メディア工学科およびデータサイエンス学科では、2023年12月23~24日の2日間、越谷市の児童館コスモスにおいて、インタラクティブアートの体験イベントを実施した。このイベントは恒例となっており、2023年は前回8月に続き、2回目の展示。子供とその保護者のべ167名が体験した。

 インタラクティブアートの体験イベントでは、情報メディア工学科およびデータサイエンス学科の学生を中心に活動している「フィジカルコンピューティング工房」(担当:新井啓之教授)で制作した7つの作品を展示した。「フィジカルコンピューティング工房」では、動画や音声、CG技術、光や重力を感知するセンサなどを組み合わせて、人の動き、形、声に反応してさまざまに変化する作品を制作している。

 今回展示した作品は、海の底の竜宮城に入った気分になれる作品、手の動きでロボットアームを操作する作品、ボタン型センサを使ったサッカーゲーム、空中で描いた図形が動き出す作品など、どの作品もカメラやセンサ、コンピュータを活用することで体験者が身体を使って操作し、楽しむことができる。小さな子どもから小学校高学年くらいの子どもたち、さらには保護者も一緒になって学生たちの作品を楽しんでいた。また、実際に使ってもらってはじめてわかることも多く、学生たちにとっても貴重な経験になった。日本工業大学では、今後もこの活動は継続的に実施していく予定。

参考:【日本工業大学】越谷市の児童館でインタラクティブアートの体験イベントを実施

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