北九州市立大学の津田純嗣理事長、柳井雅人学長は北九州市役所に武内和久市長を訪ね、2027年度の設置を構想している「(仮称)情報イノベーション学部」についてIT企業が集積する小倉地区の都心部に新校舎を整備するよう要望した。

 北九州市立大学によると、津田理事長が武内市長に要望書を手渡したあと、柳井学長が新学部構想の概要について説明した。要望書には小倉地区への新校舎整備に加え、新学部設置・運営に対する協力も求めている。

 情報イノベーション学部は入学定員118人。AIやロボット工学などを学んで情報工学の先端技術を駆使する人材を育てる情報エンジニアリング学科(入学定員68人)とエネルギー環境学や環境ビッグデータ解析などを学び、デジタルトランスフォーメーション推進や地域社会の課題解決を進める人材を養成する共創社会システム学科(入学定員50人)の2学科を置く。

 北九州市内の企業と連携し、実際のビジネス課題をテーマに課題解決型学習を進めるほか、学生が長期間にわたって企業の業務に携わるジョブ型インターンシップ、企業の技術者らによる講義などを予定、ビジネスで役立つ即戦力の人材を育てる。

参考:【北九州市立大学】北九州市長へ、 新学部「(仮称)情報イノベーション学部」(設置構想中) の設置及び運営に関する要望を行いました

大学ジャーナルオンライン編集部

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