千葉大学インターカルチュラル・スタディセンターは2019年度に始めた「千葉大学インターナショナル・フレンドシップ・プログラム」で、外国人留学生100人以上を千葉県内の小学校、中学校、高校に派遣し、2,800人以上の児童や生徒と交流した。

 千葉大学によると、フレンドシップ・プログラムの派遣回数は2019年度6件、2021年度4件、2022年度、2023年度がともに5件の計20件。派遣先は香取市の北佐原小学校、長柄町の長柄中学校、松戸市の市立松戸高校などだった。

 派遣した留学生は2019年度26人、2021年度20人、2022年度29人、2023年度31人の計106人。交流した児童や生徒は2019年度512人、2021年度536人、2022年度770人、2023年度992人の計2,810人に上る。2020年度はコロナ禍のため、実施していない。

 交流内容は留学生が自国の文化や歴史などを伝え、児童や生徒の質問を受ける交流授業、文化体験のワークショップ、生徒たちが課題研究の結果を英語で発表し、留学生が感想やアドバイスを伝えるなど、各校で工夫を凝らしたさまざま形だった。

 韓国の学校との協定書調印に際し、留学生が通訳を務めたり、シニア層の英会話教室にゲストとして参加したりした例もあった。

参考:【千葉大学】4年間で外国人留学生100名以上を地域の学校に派遣 2800名以上の児童・生徒と異文化間交流を実施

大学ジャーナルオンライン編集部

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