千代田区に本社を置き、エージェンシー事業を展開する株式会社クリーク・アンド・リバー社は教授や准教授など“研究者”と企業とのマッチングを行う新規事業を始めることを発表しました。産・学・官連携の架け橋となる事業として、研究者と企業との結びつきを支援していきます。

 新規事業を立ち上げた背景には、日本が2013年に340,364件の特許を取得し、世界180ヶ国の中で最も特許を取得した国であるにもかかわらず、研究者が研究資金の調達や特許取得からの商品化を実現するのは困難で、数多くの優れた知的財産を有効に活用しきれていない現状があります。

 こうした現状を受け、クリーク・アンド・リバー社は、自社がもつ、弁護士、会計士、医師など様々な分野の約15万人のプロフェッショナル人材と1万社を超える企業ネットワークを活用し、高度な専門性を有する研究者をバックアップしながら、日本の優れた研究を世界へと広める機会を創出していくことを目的に新規事業を立ち上げました。

 事業の主なサービスとして、研究者向けには、「研究のスポンサー集めや共同研究開発を行う企業探しのコンサルティング」、「研究によって得た知的財産を活用した商品化やサービスなどのプロデュース」、企業向けには、「教授、准教授をはじめ、修士・博士課程の大学院生やポストドクター、研究職・技術職に従事する人材の採用支援」などを行います。

 現在、登録制のWebサイトも公開し、東京大学や京都大学などの国公立大学や有名私立大学の研究者の登録を開始しました。今後Webサイトでは、専門分野の第一線で活躍する研究者のインタビューやセミナー、イベントの情報なども掲載し、研究者と企業にとって有用なコンテンツを拡充していく予定です。

出典:【株式会社クリーク・アンド・リバー社】産・学・官 連携の架け橋となる新規事業 研究者に特化したエージェンシー事業を本格的にスタート!

大学ジャーナルオンライン編集部

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