千葉商科大学サービス創造学部では、全国の高校生と大学生を対象に、新しいサービスのアイデアを募集する「サービス創造大賞2018」を開催。1,093件の応募の中から、大賞など受賞者を発表した。
「サービス創造大賞」は、サービス創造の重要性を広く社会に認識してもらうことを目的に2008年にスタートし、今回で11回目。募集するアイデアには、「生活を便利で快適にするか」「新しさがあるか」「独創性があるか」「わかりやすいか」「実現できそうか」「社会に役立つか」という視点が求められる。集まったアイデアは、サービス創造学部と連携する公式サポーター企業56社および同学部が定める審査委員によって総合的に評価され、各賞の受賞が決定した。
2018年度の「大賞」は、北海道札幌東商業高等学校・田中朝陽さんの「顔認証定期サービス」。定期を忘れ、“本当は持っているのに、自腹で交通費を払わなくてはならない”といったトラブル等を解消するサービス。定期を買う時に顔認証をしておけば改札口をスムーズに通ることができ、また定期を落としてしまって誰かに悪用されるということもなくなると考えている。受賞理由は、高校生や大学生にとって身近な通学定期券に、人を自動的に識別するコンピューター用アプリケーションの顔認証システムという新たなサービスを付加価値として提供する視点が高く評価された。
「準大賞」は、千葉商科大学・松崎大成さんの「高齢者ドライバーを守る」。高齢者ドライバーの心拍数や様子がわかる装置を車に備え、心拍数などに異常が発生した場合、自然と車のスピードが減速するなど、高齢者ドライバーの事故の危険性を減らすアイデア。「優秀賞」は、新潟県立五泉高等学校・諸橋明香里さん「安心・安全お知らせくん」、千葉商科大学・白鳥亜美香さん「私の専属コーディネーター」だった。
「高校賞」は、埼玉県立深谷商業高等学校・土屋希々愛さん、北海道札幌東商業高等学校・山口祐依さん、福島県立若松商業高等学校・酒井玲奈さん、静岡県立沼津商業高等学校・小早川風香さん、秋田県立湯沢翔北高等学校・沼倉千紘さん、北海道岩見沢緑陵高等学校・村上楓佳さん、北海道深川東高等学校・西村理乃さん、群馬県立前橋商業高等学校・阿部亘汰さん、立命館慶祥高等学校・村山隼介さん、以上9名が受賞した。