共立女子大学は、2025年度入試から「基礎確認テスト」と「書類審査」で合否を判定する併願可能な総合型選抜(基礎学力方式)を導入する。基礎学力を中心に判定する総合型選抜の導入は都内女子大学で初めて。

 総合型選抜は2023年度の私立大学入学者数の17.3%を占めるまでに増加している。大学側の入学試験変化と総合型選抜への受験生ニーズに鑑み、共立女子大学では総合型選抜の体系化の第一歩として、他大学との併願可能な「基礎学力方式」の導入を決定した。

 「基礎学力方式」では高校2年生までの国語・英語の基礎学力を中心に判定を行う。また、9月に実施することから、高等教育(大学)での学修に際しての心構えを問う事前課題と調査書を審査に加え総合的に判定する。他大学との併願が可能。

<総合型選抜(基礎学力方式)の概要>
日程:2024年9月29日(日)試験実施、10月3日(木)基礎確認テストの得点開示、11月1日(金)合格発表
科目:基礎確認テスト(国語・英語)※調査書、事前課題
   家政学部 食物栄養学科 管理栄養士専攻、看護学部は理科(化学基礎・生物基礎)の試験を別途課す。
   建築・デザイン学部はデッサンを別途課す。

 共立女子大学では、本方式の導入と同時に、第1志望の受験生を対象に行ってきた専願型総合型選抜を「共立リーダーシップ方式」と銘打ち、これまで同様にアドミッション・ポリシーに即した学部・学科別の試験を展開する。思考力・表現力、主体的に学ぼうとする態度を中心的に評価する。

参考:【共立女子大学】共立女子大学で2025年度から基礎学力を中心に評価する総合型選抜がスタート

大学ジャーナルオンライン編集部

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