大阪成蹊大学は、2025年度入試からデータサイエンス学部の総合型選抜入試、公募推薦入試において一定数の「女子特別枠」を設けるほか「女子特別枠奨学金」を用意し、意欲のある学生の修学を支援する。
大阪成蹊大学は2023年4月、データサイエンス学部(定員80名)を西日本の私立大学で初めて開設した。2025年からは将来活躍したい分野におけるデータサイエンスの学びを深められるよう、ビジネスデータサイエンスコース/先端情報戦略コース/スポーツ・健康データサイエンスコースの3コースを開設し、2年次から選択できるようにするなど、データサイエンス人材の育成に力を入れている。
今回発表した「女子特別枠」は女性の進学を支援するため、2025年度入試から総合型選抜入試、公募推薦入試に新設する。募集人数は一定数となっている。女性志願者は性別によらず出願することができる一般枠か、女性のみが出願できる女子枠のどちらに出願するかを選択できる。一般枠と女子枠は分けて合否を判定する。
さらに「女子特別枠」の合格者には「女子特別枠奨学金」を設置し、卒業まで毎年授業料から51万4,160円、4年間で合計205万6,640円を減免する。なお、減免後の初年次納付金は120万円となる。
女子学生を対象とした奨学金の例では、芝浦工業大学が成績優秀な女子学生を対象に、入学者100人超に28万円(入学金相当)、修士課程16人に2年間で60万円を給付しているほか、東京工業大学が大隅良典記念奨学金に女子枠を設置し年額5万円を給付している。また、大阪大学は理学部、工学部、基礎工学部に入学した優秀な女子学生50名に対して1名あたり20万円の入学支援金を支給している。
参考:【大阪成蹊大学】大阪成蹊大学 データサイエンス学部に「女子特別枠」と 「女子特別枠奨学金」を新設(2025年度入試より)