2018年度に大学受験から入学までにかかった費用が最も高い私立医歯薬学系の下宿生で315万2,400円に上ることが、全国大学生活協同組合連合会のまとめで分かった。最も安い国公立文科系の自宅生は126万3,500円の支出が必要だった。

 全国大学生協連は2018年4~5月、全国の新入生の保護者を対象に郵便(一部手渡し)で調査票を送り、2万1,720人から回答を得た。
それによると、受験から入学までにかかった費用は自宅生が国公立127万8,700円、私立153万500円、下宿生が国公立195万7,500円、私立227万500円。専攻も含めると最も高い私立医歯薬学系の下宿生と国公立文科系の自宅生で200万円近い開きがあった。

 費用の内訳では、私立大併願数が多かったため、出願費用が前年度より平均で1万3,200円増えた一方、下宿生の生活用品購入費は2年連続で減少した。特に家電用品と家具の購入費減少が目立っている。

 費用の工面方法では、学資保険の活用が49.8%で最も多かったが、2011年度以降で初めて50%を下回った。奨学金の申請は32.1%にとどまり、2012年の39.2%をピークに減少を続けている。このほか、貯金の切り崩しが35.1%、自宅通学にさせたケースが自宅生の23.5%を占めた。

 保護者が受験大学を選ぶ際の関心を持ったことは、国公立か私立かが56.0%で最も多く、次いで大学の所在地が63.1%。景気回復といわれながら所得が伸びない中、出費を抑えたいという思いがうかがえた。

参考:【全国大学生活協同組合連合会】新入生の保護者21,720名から集約「2018年度保護者に聞く新入生調査」概要報告

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大学ジャーナルオンライン編集部

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