セブン銀行は北海道大学、釧路工業高等専門学校と共同で次世代ATMの開発研究を始めた。少子高齢化やデジタル化、キャッシュレス化が社会で進む中、セブン銀行のATMをより便利で社会にやさしいものへ進化させる。
セブン銀行によると、共同研究には北海道大学から大学院文学研究院の河原純一郎教授、大学院情報科学研究院の山本雅人教授、坂本大介准教授、釧路高専から天元宏教授が参加、認知心理学から見た顧客体験探究やAIと画像認識による予兆行動の解析、新たな端末インターフェースの探究、センシング技術による安心空間の実現を進める。
北海道大学との共同研究は5月までにスタートし、1年間の予定で進行している。釧路高専との共同研究は2024年度中に始まる予定。最先端の研究で人々の行動や心理を分析し、次世代のATMをデザインする。
セブン銀行の松橋正明社長は「当社のATMは最新の技術と独自の発想を組み合わせた集大成だが、社会はめまぐるしく変化している。今回の共同研究で全く新しい着想を手に入れ、独創性のある価値を提供し続けたい」とのコメントを発表した。
参考:【北海道大学】北海道から日本全国へ新技術を 北海道大学・釧路高専と次世代ATMの創造に向けた共同研究を開始(PDF)