千葉商科大学の学生プロジェクト「CUC100ワイン・プロジェクト」は、キャンパス内で養蜂に取り組んでいる。2024年7月13日(土)・27日(土)に開催される「いちかわごちそうマルシェ」では、学生らが2024年春に採取したばかりのはちみつと手作りの蜜ろうラップを数量限定で販売する。

 千葉商科大学は、市川市の緑化、生態系の維持に貢献する目的で、2022年3月28日(ミツバチの日)に1号館3階北側テラスで養蜂事業「国府台 bee Garden」を始めた。2022年度は183kg、2023年度は172kgのはちみつを採取しており、無添加・非加熱の市川市国府台産はちみつとして、地元の菓子店やレストラン等とのコラボ商品開発によって地産地消を促し、地域活性化につなげている。2023年11月の「全国学生養蜂サミット2023」では、はちみつ品評部門で最優秀賞を受賞。また、市川市のふるさと納税と本学寄付金の返礼品としても採用されている。

 今回出店する「いちかわごちそうマルシェ」は、2020年11月から市川地方卸売市場で月2回(第2・第4土曜日)開催されている。千葉商科大学人間社会学部では「いちかわごちそうマルシェ・学生チーム」が立ち上げの段階からマルシェ全体の運営に関わり、イベント企画、当日スタッフとして受付、駐車場・会場内誘導、販売補助、情報発信などを行っている。

 マルシェでは「国府台 bee Garden」はちみつ 、蜜ろうラップ(各税込1000円)を販売する。養蜂開始から3年目の今回は、学生がパッケージをリニューアルした。はちみつの黄金色が引き立つ紺色のラベルに「国府台」の文字を目立たせるデザインに、瓶もハチの巣と同じ六角形となっている。内容量を100gから120gに増量した。

 CUC100ワイン・プロジェクト養蜂局長の長谷川愛莉さん(人間社会学部3年)は「養蜂を始めて3年目になりますが、毎年気候や病気の影響でそれぞれの巣箱や採蜜状況も変わり、日々試行錯誤しながら作業しています。大変なことも多いですが、ミツバチから環境や生態系について学ぶことも多いです。今回はパッケージも新たにデザインし、ミツバチが巣を作る際に分泌する蜜ろうを精製して、洗って何度も繰り返し使える環境に優しい蜜ろうの食品ラップも作りました。より多くの方に手に取っていただき、ミツバチの恩恵を感じてもらえたら嬉しいです。」とコメントした。

参考:【千葉商科大学】キャンパス産のはちみつを いちかわごちそうマルシェで数量限定販売(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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