テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、グローバルに対応できる学生を育成し、その学術的なニーズに応えるため、2025年秋学期よりTUJ京都で「コミュニケーションマネジメント修士課程」を開講する。対象は大学学部課程卒業者や若手社会人。1年間で修士号を取得することができる。

 テンプル大学本校のメディア・コミュニケーション学部は、アメリカで最大級かつ最も充実したメディア・コミュニケーション分野の大学院プログラムの一つで、その分野では高く評価されている。卒業生は2万人以上に上り、その中にはピューリッツァー賞を受賞したジャーナリストやテレビ局の幹部、著名な番組パーソナリティなど、多くの業界リーダーを世の中に送り出している。

 新設する「コミュニケーションマネジメント修士課程」は、テンプル大学本校のメディア・コミュニケーション学部とTUJが共同で提供する。12単位の必修コース、18単位のマネジメントに関する基幹的なコース、そして最終プロジェクトの全31単位で構成される。異文化リーダーシップ、多様なチームのリーダーシップについて学ぶコース、そして技術の進歩がコミュニケーション分野に与える影響を探求するコースなどがある。

 コミュニケーションとマネジメントを同時に学ぶことで学生は革新的なソリューションを生み出し、効果的な戦略を立て、企業収益に貢献する説得力のあるストーリーを構築する力を養う。グローバリゼーション、アイデンティティ、ブランディング、文化の関係を理解するプロフェショナル、そして優れたコミュニケーション戦略と危機管理能力を備えた未来のリーダーの育成を目指す。

 講義は2025年8月に開始。フルタイムの学生が1年で修了できるよう設計されているが、パートタイムの学生も最長2年間で修了することが可能。授業料は1単位あたり9万5,000円で、全課程294万5,000円となる。

 TUJの副学部長のウィリアム・スウィントン氏は、「京都でTUJのコミュニケーションマネジメント修士課程を開始することは、日本で質の高い教育を提供する上で重要な一歩であり、京都の豊かな文化遺産と活気あるビジネス環境は、学生が学び成長するための最適な環境を提供します。このプログラムは、最先端のコミュニケーションとマネジメントスキルを身につけるだけでなく、グローバル化が進む世界でリーダーとして際立つための基盤を築くものです。」と述べている。

参考:【テンプル大学】テンプル大学ジャパンキャンパス、2025年秋よりTUJ京都でコミュニケーションマネジメントの修士課程を開始

テンプル大学ジャパンキャンパス

日本で最も歴史の長い外国大学日本校

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、1982年東京に開校。日本の外国大学のなかで最も古く、最大規模の学生数およびプログラム数を有する。 日本で入学、卒業ができる唯一のアメリカの州立総合大学および研究機関であり、TUJ学生は米国本校から直接、単位・[…]

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