中央大学は8月から、インドのシリコンバレーと呼ばれる南部のIT都市・ベンガルールのスタートアップ企業でインターンシップを始める。インドでインターンシップを実施するのは日本の大学で初めて。経済面での成長が著しいインドとの協力関係を推進する人材を育てる。
中央大学によると、派遣日程は8月16日から9月17日までの約1カ月間。派遣するスタートアップ企業はカルナカタ州のベンガルールに拠点を置く電動スクーター開発、AIソリューション、プラットフォーム開発のスタートアップ企業など。派遣予定者は理工学部4人、国際経営学部6人の計10人で、うち2人がスタートアップ企業でインターンシップを経験する。
学生たちは世界最大の人口を抱えるインドで多民族国家の実態を体感するとともに、アジャイル型プログラムの開発などを学ぶ。さらに、数々のスタートアップ企業を輩出しているインド独特のメカニズムも理解する。
政府はインド工科大学から高度IT人材の獲得を目指している。中央大学は大学時代からインドとの協業を経験することでインドの商習慣や民族性を理解することがこれからの社会で即戦力になるとみて、約1カ月間のインターンシップを決めた。