静岡大学は、2024年8月8日に発生した日向灘を震源とする地震を受けて気象庁が「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表したのに伴い、学長を本部長とする非常災害対策本部と研究・社会産学連携・情報担当理事を連絡本部長とする浜松地区非常災害対策連絡本部を学内に設置した。

 静岡大学によると、8月9日に非常災害対策本部を開いた結果、
・学生と教職員全員に安否確認をする
・9日以降の集中講義や公開講座、イベントは注意喚起したうえで実施する
-などを急ぎ進めることを決めた。
併せて学生、教職員に対し、気象庁や地方自治体からの最新情報に注意しながら、家具などの転倒防止や火気・薬品の安全管理など身の回りの安全確認と地震への備えの再確認を呼び掛けている。

 8日に発生した地震は日向灘の深さ31キロが震源で、地震の規模を示すマグニチュードが7.1。宮崎県日南市で震度6弱、宮崎県と鹿児島県各地で震度5強の揺れを記録したほか、宮崎県宮崎市の宮崎港で50センチの津波を観測した。

 日向灘でマグニチュード7クラスの地震が発生したのは40年ぶり。気象庁は新たな大規模地震が発生する確率が平常時より高まっているとして、政府や自治体の呼びかけに応じた防災体制を取るよう呼び掛けた。

参考:【静岡大学】南海トラフ地震臨時情報発表による非常災害対策本部の設置について(続報あり)

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