名古屋大学では、大学改革支援・学位授与機構による「大学・高専機能強化支援事業(高度情報専門人材の確保に向けた機能強化に係る支援)」に選定されたことを受け、学士課程の入学定員について、2025年度から情報学部16名、工学部20名を増員する。
全国的なデジタル人材へのニーズの高まりに対して、名古屋大学では関連分野の学生定員を拡充させ、情報学と工学の連携により、製造業DX(デジタル革新)を推進できる「デジタル価値創造人材」の育成を目指す。情報系(ITベンダー側)×工学系(ユーザー側)の強みを活かした教育プログラムを実施するため、互いの学部・研究科の科目履修、数理・情報系科目(機械学習・AI、量子計算等)を拡充する他、全学的なアントレプレナーシップ教育も並行して実施する。また、大学院(博士前期課程)の入学定員についても増員(2025年度から情報学研究科20名、2029年度から情報学研究科12名、工学研究科30名)し、学士課程と一体となって人材育成を強化する予定。
名古屋大学は世界と伍する研究大学を目指し、グローバル社会とアカデミアに貢献する人材の育成・支援に向けた取組を進めており、今回の入学定員増員は、情報人材育成の観点からこの取組を推進するものとなる。