2024年11月27日、熊本大学は新学部組織「共創学環(仮称:2026年4月新設構想中)」の入学者選抜方法に係る予告【第1報】を発表した。
新設構想中の「共創学環」では、産学官金連携による文理融合教育を通して「経営・マネジメント力」「コミュニケーション力」「社会実践力」に加えて、「学際的な専門知識・多面的な思考力」「データサイエンス力」「外国語運用力」を身に付け、課題発見・設定・解決型人材、ならびに社会イノベーションを創出する人材を養成する。地域イノベーションコース(仮称)とグローバルイノベーションコース(仮称)の2コースを設置し、3年次進級時に希望に応じて各コースに配属する予定。
入学定員80名のうち、一般選抜(前期日程)で40名、総合型選抜で25名、学校推薦型選抜Ⅰで15名として学生を募集する。このうち総合型選抜は25名のうち18名程度を「Kumamoto探究入試(大学入学共通テストを課す)」で募集する。
「Kumamoto探究入試(大学入学共通テストを課す)」は新学習指導要領に基づいて始まった「総合的な探究の時間」(探究学習)で育成する学力の三要素(知識・技能、思考力・判断力・表現力等、学びに向かう力・人間性等)を評価するというもの。
募集定員18名程度の内訳は、【プレテンション型】12名程度、【地域課題解決挑戦型】3名程度、【グローバルリーダー育成型】3名程度となっている。それぞれの型式の特徴に合った入試方法が設定されており、令和8年度大学入学共通テストで指定する5教科6科目の成績(素点)の総得点が概ね60%に達した合格内定者を最終合格者として決定する。
なお、この入学者選抜方法に係る予告は現時点で計画中のものであり、発表している名称や募集人員等について、今後変更になる可能性がある。確定後の内容については、入学者選抜要項及び学生募集要項で必ず確認すること。
参考:【熊本大学】新学部組織「共創学環」令和8年度設置構想
令和8(2026)年度熊本大学共創学環(仮称)の新設に伴う 入学者選抜方法等について(予告)【第1報】 (PDF)