上智大学は、株式会社ビズリーチが運営するOB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」と提携を開始した。この提携には上智大学の同窓会である「上智大学ソフィア会」が協力しており、大学が同窓会組織と連携することで、オンライン上に構築した学生と卒業生のネットワークを中心に、学生と卒業生、大学と同窓会組織が相互につながる新たなキャリア支援モデルの確立を目指す。

 ソフィア会は、上智大学の全卒業生が加入している同窓会組織。会員数は14万人を超え、さまざまな年代、多様なキャリアの卒業生が所属している。これまでも上智大学キャリアセンターと協力して学生のキャリア支援を行っており、「OBOG交流会」等の共同企画にも積極的に取り組んでいる。

 今後はビズリーチ・キャンパスに登録された卒業生の「学部」「所属ゼミ」、転職を含む「経歴」の最新状況が、本人の許諾を得たうえで大学とソフィア会に共有され、ビズリーチ・キャンパスを介して学生はオンラインで卒業生情報の閲覧からOB/OG訪問の依頼・面談まで完結できるようになる。また、それによって可視化された学生と卒業生の接点のデータをもとに、大学とソフィア会は、学生と卒業生双方に対してニーズにあった支援や情報提供が可能となる。

 上智大学は留学や居住などで海外経験を持つ学生が多く、海外でキャリアを重ねる卒業生も多数いる。ビズリーチ・キャンパスを通じて世界に広がる卒業生と学生とのネットワークがさらに強化され、学生が多様なロールモデルに触れることで自らのキャリアを前向きに考える機会が増えることが期待される。

 上智大学キャリアセンターの秋場葉子センター長は「キャリアが多様化する現代において、卒業生と関わりを持つことは学生にとってキャリアの可能性を知るうえで重要」として、利便性が高まったことで、学生と卒業生の交流がこれまで以上に広がっていくことを期待するとコメントしている。

参考:【上智大学】上智大学がビズリーチ・キャンパスと提携‐OB/OG訪問を起点に、学生のキャリア支援を強化します

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