2018年7月に「スポーツ分野における教育研究に関する包括協定」を締結した青山学院大学と株式会社電通は、学生が自らの大学を応援するための取り組み「The Ivy Green Match(アイビーグリーンマッチ)」を開始する。アイビーグリーンとは、青山学院のスクールカラー「濃緑」のこと。

 近年の大学スポーツにおいて、“学生が自らの大学を応援する”ことは必ずしも盛んとはいえず、青山学院大学の学生による大学スポーツの観戦や応援経験は31.4%に留まっているのが現状(青山学院大学2017年調査)。このような状況を背景に、青山学院大学と株式会社電通は、“学生が自らの大学を応援する”文化を醸成するプログラムの研究・開発を行っており、「The Ivy Green Match(アイビーグリーンマッチ)」は、その研究の一環として開始する。学生による一体感の醸成と大学への帰属意識の向上を図り、大学スポーツをイベントとして演出する。

 具体的には、観戦者全員にビブスを配るなど、会場全体を青山学院のスクールカラーと同色の濃緑(アイビーグリーン)にカラーリング。プロ仕様の設営・演出を導入するなど、NCAA(全米大学体育協会)並みのイベント空間を創造し、大学スポーツに新たな魅力を付加する。アイビーグリーンマッチの第1弾は4月2日開催の「青山学院大学体育会バレーボール部(女子)VS立教大学体育会女子バレーボール部」、4月4日開催の「青山学院大学体育会バスケットボール部(男子)VS明治大学体育会バスケットボール部(男子)」の2試合で、入学直後の新入生を中心に自らの大学を応援する場を設ける。なお、試合終了後には、研究の一環として、アイビーグリーンマッチを体験した学生に対して、大学への帰属意識の変化や態度変容等について調査する予定。

参考:【株式会社電通】電通と青山学院大学が、新しい大学スポーツイベント「The Ivy Green Match」を開始

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