政府の総合科学技術・イノベーション会議が首相官邸で開かれ、安倍晋三首相はムーンショット型研究開発制度の推進を平井卓也科学技術担当大臣に指示した。ムーンショット型研究開発は従来の延長線上になく、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発で、研究力低下が深刻さを増す日本の現状挽回を目指す。

 内閣府によると、日本では将来の破壊的イノベーションにつながる可能性を持つ独創的な研究成果が基礎研究領域から多数生み出されているが、そうした研究成果を産業や社会にスピード感を持って実装し、グローバルに展開していくための研究開発システムが完成していない。

 研究力強化で必要なのは、人材と資金、環境だが、これまでの取り組みでは一定の成果を得られるにとどまり、抜本的な解決に至っていない。この間、研究力は米国や中国など海外の主要国に水を開けられ、日本の地盤沈下が続いている。

 この現状を打開するため、総合科学技術・イノベーション会議主導で計画しているのが、ムーンショット型研究開発。平井担当相が会議の席でこれまでの検討状況について報告した。

 これに対し、安倍首相は「野心的な目標を早急に取りまとめ、達成に向けて速やかに実行に移してほしい」と述べた。

参考:【内閣府】総合科学技術・イノベーション会議(第44回)議事次第>我が国の研究力強化に向けて

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大学ジャーナルオンライン編集部

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