株式会社マクロミルは、一人暮らしの学生(専門学校・短大・大学・大学院)と一人暮らしをしている子をもつ親を対象に、「モノの仕送り」についてのアンケート調査を行った。

 調査によると、一人暮らしの学生に、親から「モノの仕送り」を受け取っているか聞いたところ、55.6%が「受け取っている」と回答。親子の関係を知るため、学生に「親孝行したい」か聞くと、「親孝行したい」と答えたのは、「モノの仕送りあり」の学生が87.2%、「モノの仕送りなし」の学生が80.2%だった。親との関係については、「親とは仲が良い方だ」と答えたのは、「モノの仕送りあり」の学生86.0%、「モノの仕送りなし」の学生76.5%、「将来は親の支えになりたい」と答えたのは、「モノの仕送りあり」の学生78.9%、「モノの仕送りなし」の学生67.6%だった。これらのことから、モノの仕送りを行う親子は、そうでない親子に比べ、絆が強いことがわかった。

 また、仕送り(モノ・お金)を受け取った後、親へ連絡をするか聞いたところ、「モノの仕送りをもらったとき」連絡すると回答した学生は89.7%。「お金の仕送りをもらったとき」連絡すると回答した学生は58.9%で、お金よりもモノの仕送り後の方が子どもは親へ連絡をすることが分かった。今回の調査結果から、「お金」よりも「モノ」の仕送りを行う親子の方がコミュニケーションの頻度が高く、子が親を想う気持ちも強いといえる。

 このほか、親からの仕送りで【笑ったもの】として、便座カバー、高校時代に使っていたガラケー、中学のジャージなど、【使わないもの】として、母親セレクトの本、実家に置きっ放しの自分のものなどが挙げられた。

参考:【株式会社マクロミル】離れて暮らす親子の交流を支援する『最高の仕送り』を提案~ モノの仕送りは親子の絆を強くする!親子への調査結果から判明~

大学ジャーナルオンライン編集部

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