今後の活躍が期待される優れた大学発ベンチャーらを表彰する「大学発ベンチャー表彰2019」の受賞者が発表された。開催6年目を迎えた今年は、東京大学が支援する株式会社テンクーが文部科学大臣賞、九州大学が支援する株式会社Kyuluxが経済産業大臣賞を受賞した。

 株式会社テンクーは、東京大学助教授であった西村邦裕氏らが中心となり2011年創業。がんのゲノム医療のAIソリューション「Chrovis」の開発とサービス提供を行う技術系ベンチャー企業。東京大学医学部附属病院の実施するゲノム医療研究プロジェクトなど、AI製品を実際の臨床現場にて展開し、がんゲノム医療の社会実装に貢献している点が高く評価されたことから受賞に至った。

 また、2015年創業の株式会社Kyuluxは、次世代有機EL発光材料TADFの開発・製造・販売を行っている。九州大学およびハーバード大学からライセンスを得た技術を基に、低価格・長寿命・高純度の発色・高効率な発光を全て実現するHyperfluorescence/TADF発光技術を開発。レアメタル不要の有機EL発光材料の事業化に向け国内外から資金調達を進めるとともに、事業会社とのアライアンスを構築する等、外部機関との連携を活かして事業化を勧めている点が高く評価された。

 その他、エディットフォース株式会社が科学技術振興機構理事長賞、Icaria株式会社が新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞、株式会社KORTUCが日本ベンチャー学会会長賞、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社がアーリーエッジ賞をそれぞれ受賞。表彰式は、2019年8月29日(木)に東京ビッグサイトにて開催される。

参考:【科学技術振興機構】大学発ベンチャー表彰2019 受賞者一覧

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大学ジャーナルオンライン編集部

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