旧制高等学校をルーツに持ち、総合的な人間力を養うリベラルアーツ教育を実践している学習院大学・成蹊大学・成城大学・武蔵大学・甲南大学の5大学は、「リベラルアーツ5学園」を結成。合同で入試相談会を実施する。

 リベラルアーツとはギリシャ・ローマ時代の「自由7科(文法、修辞、弁証、算術、幾何、天文、音楽)」を起源とする、幅広い分野の基本的な教養を身につけるための教育のこと。グローバル化が進む現代社会においても、政治やビジネスなどさまざまな分野で活躍するリーダーを育成するために必要な学問だと注目されている。

 日本でのリベラルアーツ教育の先駆けとなったのは、明治から昭和初期にあった旧制高等学校。教養や行動力といった総合的な人間力を養うリベラルアーツ教育が行われていた。その旧制高等学校の流れをくみ、現在もリベラルアーツ教育に取り組む、学習院大学・成蹊大学・成城大学・武蔵大学・甲南大学の5大学は、「リベラルアーツ5学園」を結成。2019年9月21日には、成蹊大学を会場に、各大学の個別相談ブースを設け、「リベラルアーツ5学園」の合同入試相談会を開催。甲南大学を除く4大学は、それぞれ入試説明会も実施する。入試相談会は、入場無料・予約不要。

参考:【リベラルアーツ5学園】学習院・成蹊・成城・武蔵・甲南の5大学が、 9月21日(土)、成蹊大学で合同入試相談会を実施

大学ジャーナルオンライン編集部

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