芝浦工業大学は、学内に向けた学生支援ツール「SIT-bot」をボストン コンサルティンググループと共同開発し、2019年度より導入した。同ツールはLINEを活用しており、大学生活に関する問い合わせが気軽にできるチャットボット機能など6種類の機能を搭載している。

 今回の共同開発は、学生生活の利便性向上と、大学職員の働き方改革の一環として、学生課などの窓口業務の負荷を軽減することが目的。これまで履修登録関連で窓口が最も混雑する4月には、新入生の9割以上が通う大宮キャンパスで1日あたり約800名の学生が訪れていた。これらの問い合わせは単純回答が可能な内容が多く、その対応をAI技術を駆使した「SIT-bot」が代替した。導入開始初月である4月には1日で最大800件以上の質問が寄せられ、窓口訪問者数は2018年度と比べて約5割減少した。

 開発には学生も参加し、主体的なモノづくりの体験を通じて学びを得る「プロジェクト・ベースド・ラーニング(PBL)」の機会にもなった。運用フェーズにある現在も、学生はチャットボットに日々寄せられる質問を分析し、回答割り付けを行うなど学生目線からのサービス向上に取り組んでいる。これにより継続的なPBLの機会を提供する。

 「SIT-bot」は、LINEで「友達追加」することで使用でき、現在は「チャットボットに質問」「学バスの時間を調べる」「学修時間を登録」など6種類の機能を搭載している。今後は機能追加の検討や、チャットボットで対応できる質問を拡充させるほか、利用率が比較的低い水準にとどまっている2年生以上の学生に向けて利用促進に向けた告知を行っていく。

参考:【芝浦工業大学】芝浦工大とBCG、LINEを活用した学生支援ツール「SIT-bot」を共同開発

この記事が気に入ったらおねがいします。

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。