就職活動の早期化に伴い、内定から入社までのフォローアップは年々重要になってきている。株式会社ディスコは2019年春の入社者に対し、入社前の春休み(2019年2月15日~3月4日)に調査を実施。内定期間中の気持ちの変化や、内定後フォローの実態、影響を調べた。有効回答数は906名。

 入社を間近に控え、学生はどんな心境でいるのか。入社予定企業への迷いや不安については74.2%が「ない」と回答したが、残りの2割強は入社直前にもかかわらず、迷いや不安を感じている。また、入社意欲については30.9%が「内定取得時よりも下がっている」と回答した。さらに38.4%が「入社後に活躍できる自信がない」と回答している。

 内定期間中は91.1%の学生が「不安を感じた」と回答しており、「仕事についていけるか」(62.4%)、「入社後、人間関係がスムーズにいくか」(61.5%)、「社会人の生活リズムに慣れるか」(60.2%)と、社会人という立場への変化に多くの学生が不安を感じている。

 調査に参加した学生からは「就職活動を早く終えてしまったため、もう少しやっていれば良かったのではと思うこともある」(文系男子)、「社会⼈と学⽣の研究ではまた違うため、ついていけるのか不安はある」(理系男子)、「これから週5⽇働くということが、未だに信じられません。体⼒的な不安があります」(⽂系⼥⼦)、「本来の志望業務を本当にやらせてもらえるか不安(理系女子)、「⼈事の方としかお話ししたことがなく、様々な方が働いているため、⼈間関係をうまく築けるかが心配です」(文系男子)といった声が寄せられたという。

 こうした学生の不安に対し、企業のフォローアップは内定式、懇親会、人事からの定期連絡など行っているが、実際に学生の意欲を高めたのは、内定式(50.4%)、社員との懇親会(48.4%)など対面して行われるものだった。学生は「懇親会で若手社員から中堅、ベテランの方まで様々な世代の社員から、ざっくばらんに話を聞けた」(文系男子)、「研究室に⼈事担当の方がいらっしゃって、先⽣とお話しをしていただいた」(理系女子)といった場面で入社意欲が高まったと語っている。

参考:【株式会社ディスコ】調査データで⾒る「入社に向けた内定者フォロー」(PDF)

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大学ジャーナルオンライン編集部

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