青山学院大学は2020年度から大学院、専門職大学院研究科の大学院生約40人を「院生助手」として雇用する新制度を始める。助手として実務経験を積む場所を設けるとともに、経済的に支援することで研究に専念できる環境を整え、研究者を育成するのが狙い。

 青山学院大学によると、院生助手は自身の研究を優先しながら、学部生の講義や国際会議の運営など高度な補佐業務を担う。学部生の講義補佐には月給として16万円が支給されるほか、社会保険料や超勤手当、学割使用後の交通費に対する通勤手当の支給対象とする。他の大学で非常勤講師を務めることも認める。

 2019年度から給付型奨学金の形で授業料を免除する若手研究者育成奨学金がスタートしているが、この制度の対象外となっている大学院生を新制度で支援し、研究職キャリアの構築をバックアップするのが目的。履歴書に教育歴として記載することができるため、就職の際の後押しが可能になる。大学側にも教育指標となる学生・教員比率(ST比)が向上するメリットがある。

 学生を雇用する制度の導入は理系の一部大学に見られるが、青山学院大学は史学や英米文学など文系の研究職を希望する学生が多いことから、主に文系の研究者育成を念頭に置き、全学で新制度を導入する。

参考:【青山学院大学】大学院生を助手に雇用し、研究者を育成します

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大学ジャーナルオンライン編集部

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