2019年11月9日に開催された2019年秋季全国大学対抗簿記大会において、千葉商科大学「瑞穂会」の学生が、団体戦1級の部で優勝し、大会史上初となる9連覇を達成して日本公認会計士協会賞を受賞した。
千葉商科大学には会計教育研究所があり、会計教育研究の実践の場として、日商簿記検定や税理士試験の会計科目の資格取得指導を無料で行う勉強会「瑞穂会」がある。千葉商科大学の学生であれば誰でも入会が可能で、日商簿記1~3級講座および税理士講座の受講者は年間延べ330名にのぼる。
全国大学対抗簿記大会は年2回開催されており、今回は全国70の大学から2,716名がエントリーした。千葉商科大学からは「瑞穂会」に所属する商経学部の学生16名が出場。チームの平均点で競う団体戦1級の部では1位、2位、3位、4位の成績を記録した。個人戦1級の部は、出場者全員の得点を順位づけするもので、千葉商科大学が1位~7位を独占、14名が20位以内にランクインした。
12月4日に大学内で祝賀会が開催され、学生たちの偉業を称えた。個人戦1級の部で全国1位に輝き、ルカ・パチョーリ賞を受賞した商経学部商学科2年の小口紗矢佳さんは「優勝できたことにとても驚いています。くじけそうになったことも何度もありましたが、こうして今までの努力が結果として現れたことを嬉しく思います。休みなく勉強し続け、日商簿記1級合格を目指して頑張ってきました。これからもより一層励んでいきたいと思います」とコメントした。