経済産業省を中心にイノベーションと関係がある官民の若手職員らでつくる「官民若手イノベーション論ELPIS」は、大阪大学の協力を得て、グランフロント大阪(大阪市北区)で30代以下の若手による科学技術イノベーションに向けたアイデアソンを開いた。
大阪大学によると、関西の起業家、学生、研究者、企業関係者ら44人が参加。「2050年に向けた政策やビジネスの課題と解決策」をテーマに、若手の立場から積極的に意見交換した。大阪大学からは起業家教育の場として活動している「イノベーターズクラブ」が運営に協力した。
アイデアソンは1990年代から米国で使われるようになった「アイデア」と「マラソン」を合わせた造語で、グループディスカッションなどを通じてアイデアを生むことやビジネスモデルの構築を進めるのを目的にしている。
ELPISは普段なかなか政策形成に反映されにくい若手の声を生かそうと、イノベーションに関係する官民の若手で設立され、2019年10月から各地で討論の場を設けている。今回のアイデアソンで出されたアイデアは、ELPISの政策提言に反映させるほか、実際のプロジェクトとして進められるよう検討を重ねる。
参考:【大阪大学共創機構 産学共創・渉外本部】【Innovators’ Club】Innovators’ Club × 経済産業省:若者が共に創る2050年の日本 開催報告/a>