東京大学入試監理委員会は、2021年春入学の推薦入試から各高校の推薦枠をこれまでの上限2人から4人へ倍増させることを決めた。推薦入試は2016年度から実施しているが、志願者数の低迷で定員割れが続いていることから、推薦枠の拡大で志願者を増やすのが狙い。

 東京大学によると、新しい推薦枠は各高校上限4人で、男女それぞれ3人以内とする。医学部の各学科、それ以外の学部への推薦は男女それぞれ1人までとした。

 東京大学は多様な学生を集めるために推薦入試を始め、国際数学オリンピックでの活躍や留学経験、高校在学中の論文発表など卓越した成績や能力を書類審査と面接で評価している。

 しかし、毎年の募集人員が100人程度なのに対し、志願者数は170~190人、合格者は60~80人と低迷している。合格者数が定員に達したことはこれまでに1度もなく、志願倍率が2倍となったこともない。

 東京大学は推薦入試改革のワーキンググループを設置して推薦入学者や指導教員の意見を聞いたほか、高校アンケートを進めて対応策を検討していた。その結果、高校生に推薦入試の存在が十分に伝わっていない可能性があるとみて、推薦枠の拡大で志願者増を目指すことにした。

参考:【東京大学】令和3年度東京大学入学者選抜(学校推薦型選抜)に関する予告について(PDF)

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