2020年3月30日、東京大学と早稲田大学は「連携・協力の推進に関する基本協定書」を締結した。調印式は早稲田大学大隈会館で行われ、東京大学の五神真総長と早稲田大学の田中愛治総長が協定書を取り交わした。

 日本を代表する大規模な高等教育機関である東京大学と早稲田大学は、国立・私立という異なる仕組みのなかで次世代を育成してきた。今回の協定締結により、国私の壁を越えて新しい価値を創出し、互いの強みを活かして日本社会の変革を一気に加速することを目指す。

 調印式で東京大学の五神総長は「国際化と社会の対話の面で先行している早稲田大学と連携することで、大きな相乗効果を得ることができる」、早稲田大学の田中総長は「知の最先端を研究・開発し日本を牽引する東京大学と、社会実装力ある人材をさまざまなフィールドに輩出する本学が連携することにより、新たな知を創造し、その成果の普及に貢献していきたい」と語った。

 今後は共同研究、人材養成、人材交流、研究施設・設備の相互利用の分野で連携を進めていく予定。

参考:【早稲田大学】東京大学と連携・協力の推進に関する基本協定書締結

東京大学

明治10年設立。日本で最も長い歴史を持ち、日本の知の最先端を担う大学

東京大学は東京開成学校と東京医学校が1877(明治10)年に統合されて設立されました。設立以来、日本を代表する大学、東西文化融合の学術の拠点として、世界の中で独自の形で教育、研究を発展させてきました。その結果、多岐にわたる分野で多くの人材を輩出し、多くの研究成[…]

早稲田大学

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