武蔵大学は、より現実的で実践的な学びを推進する「社会実践プロジェクト」の一環として「武蔵テレビプロジェクト(ムサシテレビ)」を行っている。学生が制作した大学紹介映像などをYouTubeで配信する取り組みだ。新型コロナウイルス感染症によるキャンパス閉鎖の影響を受け、見学に来られない高校生・受験生、また、入学後まだ一度もキャンパスに足を踏み入れていない新入生にとって、在学生から大学の魅力を教えてもらえる良い機会となっている。
武蔵大学の社会実践プロジェクトでは「講義や実習で得た知識を生かし、社会に向けて自らの知見や主張を積極的に発信していこう」という考えにもとづき、より現実的で実践的な学びを推進している。取り組みには毎年複数の作品が広告学生賞の受賞者を出している「ACプロジェクト」などがあり、「武蔵テレビプロジェクト(ムサシテレビ)」には約15名が参加している。
「武蔵テレビプロジェクト(ムサシテレビ)」では学内のフルハイビジョン規格に対応したカメラやディスプレイ、ブルーレイレコーダーなど最新の設備を備えたスタジオを使用。学生たちはここで年間10~15本の映像制作に取り組んでいる。「学生だから伝えられることを大切に」をテーマに、キャンパスやゼミだけでなく一人暮らしの学生の日常生活なども紹介しており、新入生や受験生・高校生にとって楽しみながら情報を得られるプログラムが並ぶ。
また夏のオープンキャンパスで別会場とスタジオをライブ中継で結ぶなど、訪れた高校生たちを巻き込む参加型の生放送イベントも毎年実施し、好評を博してきた。2020年度もオープンキャンパスで4時間の生放送に向け、2019年秋から半年間、会議を重ねて企画内容を検討してきたが、このたびオープンキャンパスがWeb上での開催が決定。ムサシテレビ代表を務める社会学科2年北川凌さんは、オンラインで何かできることはないか検討中だという。オンラインによる「Webオープンキャンパス」の詳細は決定次第、武蔵大学公式Webサイトに掲載される。