滋賀大学データサイエンス教育研究センターは情報・システム研究機構統計数理研究所と統計教員養成事業で協力する覚書を締結した。連携協力事業として滋賀県彦根市の滋賀大学彦根キャンパスに統計数理研究所のサテライト施設を設置する。

 統計数理研究所によると、データ関連人材の育成が急務となっている日本の現状を打開するため、極度に不足している統計数理科学の専門教員を養成するのに当たり、協力し合うのが覚書の目的。統計数理研究所の椿広計所長と滋賀大学データサイエンス学部の竹村彰通学部長が覚書を交わした。

 覚書に基づいて設置される統計数理研究所のサテライト施設のほか、両者で大学での実践的な研究や教員の相互交流などを進め、統計教員養成を急ぐことにしている。

 滋賀大学データサイエンス教育研究センターは2016年の設立以来、データサイエンス学部、大学院データサイエンス研究科と連携し、データサイエンス教育研究拠点として活動している。統計数理研究所は統計科学とそれに関連する数理科学の国内唯一の研究機関で、統計思考院を設置してデータサイエンティストの育成に努めてきた。

参考:【情報・システム研究機構統計数理研究所】Society5.0社会の実現に向け、 滋賀大学データサイエンス教育研究センターと統計数理研究所が 統計数理科学の専門教員養成事業への協力に関する覚書を締結

滋賀大学

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師範学校の時代から140年余、伝統に支えられ、豊かな人間性とグローバルな視野を備えた専門性の高い職業人の養成をしている。2017年にデータサイエンス学部が新設。企業課題を踏まえた協働研究で価値創造など多彩な研究を行い、文理融合型大学への転換を進めています。それ[…]

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