株式会社学情は、新型コロナウイルスの影響によりオンラインでのインターンシップ実施の検討が広がっていることを受け、インターンシップ情報サイト「あさがくナビ2022」でオンラインインターンシップに関するアンケートを実施した。
アンケートの結果、「オンラインで実施するインターンシップがあれば参加したいか」という問いに、83.4%が「参加希望」と回答。希望する理由は、「オンラインだと感染のリスクがないから」「大学の授業もオンラインなので、オンラインでの実施に抵抗がない」などの声が挙がった。また、新型コロナウイルスの感染予防とは関係なく、「地方からでも東京の企業のインターンシップに参加できる」「東京から地元の企業のインターンシップに参加できる」「海外の留学先からも参加できる」など、オンラインでの実施により参加先の選択肢が広がることを歓迎する声も多かった。
実際、2020年6月16日に、オンライン合同企業セミナーとして開催した「あさがくナビWebinar」では、参加企業6社が全て東京都と神奈川県本社の企業だったが、視聴した学生の割合は一都三県が50.5%、その他の道府県の学生が49.5%だった。オンラインでの開催が、地方学生の就職活動の機会を増やすことにプラスの影響を及ぼしていることが分かる。
「会社に訪問するインターンシップか、オンラインのインターンシップのどちらを希望するか」聞くと、「会社訪問」が30.2%、「どちらかと言うと会社訪問」が27.9%となり、約6割が「オンラインよりも直接訪問するインターンシップ」を希望。直接会社への訪問を希望する学生からは「会社の雰囲気を知りたい」「インターンシップ担当者や先輩社員と話したい」「実際に仕事を体験してこそ分かることがあると思う」という声が寄せられた。
一方、「会社に訪問するものとオンラインの両方」と回答したのが27.3%。直接訪問とオンラインを上手に組み合わせて、情報収集したいという意向が伺え、ニューノーマル時代のインターンシップは「オンラインと直接訪問・直接体験」の組み合わせがカギになるといえる。
また、インターンシップの参加希望時期については、8月が80.8%、9月が70.8%となり、8月・9月への参加希望が集中。2020年は新学期の開始が遅れたことにより、夏休みの期間は短縮される傾向だが、夏休み期間中の参加希望が多いことが分かった。
※アンケートの調査対象は、インターンシップ就職情報サイト「あさがくナビ2022」へのサイト来訪者、有効回答数1,436名。