株式会社マイナビは、2023年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(5,149名)を対象に実施した、「マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)」の結果を発表した。

 調査の結果、7月末時点でのインターンシップ・ワンデー仕事体験に応募したことがある学生は、前年比1.9pt増の90.5%だった。一方、7月までにインターンシップに参加した学生は前年比10.2pt増の44.4%だった。前年7月のタイミングでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけ、22年卒インターンシップの中止・延期が相次いだ。一方23年卒は、企業が22年卒で採用活動の一部をWEB化した経験をもとに、WEBでインターンシップができる土台が整いつつある。そのため、企業は予定通りインターンシップの実施ができ、学生の参加率増加につながったと推察される。

 続いて、現在就活準備がどれくらいできているかを100点満点で自己採点してもらったところ、平均点は30.7点だった。また、就活準備の自己採点と希望するインターンシップの期間をかけあわせたところ、自己採点が低いグループは短期プログラムを望む傾向にあり、自己採点が高いグループは長期プログラムを希望する割合が高かった。自身の準備レベルにあわせ、短期か長期のインターンシップを選び参加しているようだ。

 最後に、就職活動前の学生に「社会人になったときの理想の働き方」を聞いたところ、リモートワークの利用を望んでいる割合は73.8%だった。リモートの利便性を認識し、社会人になっても活用したいと考えているようだ。

参考:【株式会社マイナビ】「マイナビ 2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)」を発表

大学ジャーナルオンライン編集部

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