関西学院大学はアウトドア総合メーカーのスノーピークと包括連携協定を結び、キャンプの要素を取り入れた新しい学び場の創造を中心に、自然と教育を融合させた取り組みを本格始動させる。
関西学院大学によると、協定の発表会は2020年6月17日(水)に兵庫県三田市の関西学院大学神戸三田キャンパスと、新潟県三条市のスノーピーク本社をオンラインで結んで行われ、村田治関西学院大学学長、山井太スノーピーク会長らが出席、協定の狙いなどを語った。
協定に盛り込まれた連携内容の目玉が「Camping Campus」。学生と教職員、大学と社会、人間社会と自然の壁、場所や時間などの制約・境界を取り除き、新しい学びの時間と空間を提供する取り組み。大学キャンパスという日常に、キャンプのテントや焚火など非日常を取り入れ、自由な発想でイノベーションを起こすことができる学生を育てる。
さらに、理工学部の長田典子教授がキャンプ体験を通じて得られるわくわく感という目に見えない感性の価値を数値化。そこで得られた知見を新しい学びの場やスノーピークの商品開発に生かす共同研究を実施予定だ。
学生とスノーピークがマイボトルの共同開発にも取り組み、神戸三田キャンパスで消費されるペットボトルの削減も目指す。