2019年度の大学生の年間平均生活費が夜間の学生を除いて約70万円だったことが、日本学生支援機構の調べで分かった。2年前の前回調査に比べ、約1万円増えている。授業期間中に経常的にアルバイトに従事する学生は73.2%に達した。

 日本学生支援機構によると、調査は全国の学部学生、大学院生、短期大学生を対象に隔年で実施しており、今回は約4万3,000人から有効回答を得た。

 このうち、学部学生の生活費は70万4,700円で、内訳は食費・住居・光熱費が36万7,200円、その他の日常費が33万7,500円。自宅生が少ないためか、国立大学が私立大学より20万円余り高かった。

 学部学生のアルバイト従事者は全体の86.1%に達し、前回を2.5ポイント上回った。家庭からの仕送りなどだけで修学が困難な学生は34.1%に上っている。奨学金の受給者は学部学生で47.5%。前回より1.4ポイント下がって低下傾向が続いており、アルバイトが学生の生活や娯楽を支えている実態が浮かび上がった。

 大学の学生支援に対する学部学生の満足度は、図書館や自習室など学習支援施設で8割以上が「満足」、「やや満足」と答えたが、奨学金など経済的な支援に関する情報提供では4割強にとどまった。情報提供について「利用したことがない」と答えた学生も4割強を数えている。

 「経済的に勉強を続けることが難しい」と答えた学部学生は13.8%に上り、学生の暮らしが決して楽ではない状況も見える。

参考:【日本学生支援機構】「平成30年度学生生活調査」結果の公表(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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