文部科学省は、新型コロナウイルス感染症の感染者が世界的に広がっている深刻な現状を踏まえ、留学を予定・考えている日本人学生等に向け、渡航の中止および延期の検討を呼びかけている。

 世界保健機関(WHO)は、2020年3月11日、新型コロナウイルス感染症の拡大がパンデミックと形容されると評価。その後も感染は世界的な広がりを見せており、2020年7月21日現在、感染者は累計で188ヶ国・地域で1,400万人以上、全世界の死亡者数は約59万人となっている。日本においても感染者数は2万5千人を上回り、未だ予断を許さない状況が続いている。

 外務省は、1万人あたりの感染者数や輸入症例等を含む様々な状況を総合的に勘案し、7月21日、新たに17の国と地域※に対して感染症危険情報をレベル3(渡航は止めてください/渡航中止勧告)に引き上げた。これで、世界146か国・地域にレベル3、レベル3の国・地域を除く、全世界にレベル2(不要不急の渡航は止めてください)が発出されたことになる。

 文部科学省はこれらの状況を総合的に勘案し、留学を予定・考えている日本人学生等に対し、感染症危険情報レベル3の国・地域への留学は取り止めるとともに、レベル2の国・地域についても、感染の拡大の可能性や現地の状況が悪化する可能性も十分に考慮し、留学の是非又はその延期について検討するよう呼びかけている。

※2020年7月21日に、外務省が感染症危険情報レベル3(渡航中止勧告)に引き上げた17か国・地域は、アジア/ネパール、中南米/スリナム、パラグアイ、ベネズエラ、欧州・中央アジア/ウズベキスタン、中東・アフリカ/ケニア、コモロ、コンゴ共和国、シエラレオネ、スーダン、ソマリア、ナミビア、パレスチナ、ボツワナ、マダガスカル、リビア、リベリア。

参考:【文部科学省】留学を予定・考えていた日本人学生の皆さんへ(7月21日更新)

大学ジャーナルオンライン編集部

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