防衛医科大学校は、同医学教育部の約1,000名の教官・学生が安全なオンライン授業を円滑に行える学習教材のオンデマンド配信およびレポートの共有基盤に、日本オラクル株式会社のクラウド・ベースのコンテンツ・ハブ「Oracle Content and Experience」を導入した。
防衛医科大学校は、医師の資格を有する幹部自衛官である医官を養成するとともに、卒業した医官に対して、自衛隊の任務遂行に必要な医学に関する高度な知識・研究能力を修得させるための教育・訓練を行っている。
防衛医科大学校医学教育部では、COVID-19拡大防止対策のために、4月以降多くの科目で学生を講義室に集めず、各々の居室で資料を閲覧して自習し、課題を完成させて提出する方法をとっている。各科目の教官ごとに教育方法を模索・実施していたが、統一的なオンライン授業を遂行するための環境を整備することを決定した。
その一環として、5月末から約1,000名の教官・学生が「Oracle Content and Experience」の利用を開始。その結果、ファイル容量の制限緩和による動画教材等の提供、コンピュータ・ウイルス感染防止などが可能になったため、COVID-19終息後も、授業の一形態としてオンデマンド型のオンライン授業を継続し、教材の配信、課題レポートの提出など、教官・学生が安全・快適にコンテンツにアクセスできる基盤として「Oracle Content and Experience」を利用することにした。