昭和女子大学では、体系的なキャリア教育の一環として社会人女性と大学生が交流する「社会人メンターネットワーク」を運営している。年2回、社会人メンター(女性)の登録を募集しており、2020年秋期は9月1~18日の期間で応募を受け付ける。

 昭和女子大学が運営する「社会人メンターネットワーク」は、社会の第一線で活躍中の女性から、育児や介護で離職中の女性、定年退職した女性まで、年代、職種、ライフスタイルを問わず様々な社会人女性が学生のメンターとなり、自身の職業経験、生活経験からアドバイスするシステム。大学側もメンター同士の交流や自主活動などをサポートし、女性のエンパワメントを支えている。

 メンターによる「メンタリング」は3種類あり、マンツーマンでじっくり話を聴く個別メンタリング、メンターと学生がテーブルを囲んで交流するメンターカフェ、学生は出入自由でメンターと交流するメンターフェアがある。これらのメンタリングは2020年度、オンラインに場を移して行われている。

 7月22日に行われた第3回オンラインメンターフェアでは、NPO、外資系企業、航空会社、メーカーなどに勤務経験をもつ7名のメンターが協力。「働く上で大切なスキル、良い人間関係を築くために必要なこと」「女性が管理職として働く時に求められるスキル、管理職が女性であることの利点」「結婚や育児を考えたとき仕事に影響は出ましたか?」「大学生のうちにやったほうが良いと思う勉強や経験」といった学生からの質問に答えた。コロナ禍により就職活動に不安を持つ学生たちにとって、様々な業界の様々な生の声を聴ける機会となった。

参考:【昭和女子大学 社会人メンターネットワーク】2020年度秋期 社会人メンター募集のお知らせ

 

大学ジャーナルオンライン編集部

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